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思うままに No.264

   

※エッセー「思うままに」より 〜毎月更新〜

 

 またしても起したかと車による悪質なひき逃げ事件があとをたたない。その度に腹わたが煮えくり返る。

 

 不用意にもやってしまったことは何とも取り返しがつかないが喘ぎ苦しむ怪我人を置き去りにして逃げ去る行為が事故から非道な事件にかえる。「怖かったから、飲酒をしていたから、無免許だったから、頭が真白になったから」等と残忍な犯罪者たちは身勝手な口を揃えて言う。どんな御託を並べようとも、いかなる理由があろうともその卑劣極まる行為は断じて許されるものではない。できるものなら地獄へでも突き落したい思いにかられる。

 

 これらの犯罪者は法の裁きを受け刑期を務めることになるが、犯した罪の重さから一生その痛苦と後悔の念は消え去ることはなくついてまわる。加えて自分のみにとどまらず、家族や周りの人をも巻き添えにして迷惑をかけ負い目を負わせることになる。誰しも好んで事故を起す人はいないが起したあとの人としてなすべき行動が何よりも問われているのだ。車は時には凶器にかわる。その凶器を狂気をもってすれば何と空恐ろしいことになるか。

 

 もし不幸にも事故を起し、人を殺傷してしまったら、そのとき人としてやるべき対応がきちっとできるよう平素より心の備えをしておかなければならない。他人事ではなく、自分にもあり得ることなのだ。

 

 おどろき、あわてふためいて非道にも逃げ去る凶行は絶対にあってはいけない。何よりも生命第一を念頭になすべきことは先ず救助救命を専一にすることだ。この心構えを普段より肝に銘じておくことで、もしものときにためらうことなく実行に移せる。車の事故に限らないが、先々何が起るのか分らないのが人生、いかなる時も冷静に判断するには日頃の心構えが人も自分をも救う。

 

 さて、私たちには有り難くも継続してご愛顧を頂くお客様を始め大切な仲間、商品、情報、お金が関わりながらついてまわる。もし何かが起きた時、過ちのないよう、信頼を損わないようその都度自分の良心に是か非かをきいてみることだ。

 

 人間、独り善がりになると決って心にスキが生れる、その時ここぞとばかり悪魔のウィルスが容赦せず入り込んでくる。魔がさすとはこのことだ。そもそも人間は弱いものだ。それ故に易きに流されて間違いを起す。だからこそそうならないようその侵入を阻止する心の防護壁をつくっておくことだ。

 

 犯罪は軽重を問わず、これをおかすということは、自分のみならず周りの多くの人を傷つけ迷惑をかけるのだ。重々承知し肝に刻んでおこう。

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